日本の伝統的な衣装である着物を仕立てる技術、それが「和裁」です。着物を着る文化は日本に古くから伝わるものであり、その美しさや伝統の深さは国際的に高く評価されています。
日本の伝統文化に培われた歴史ある技術、それが和裁なのです。
日本の伝統衣装である“きもの”は日本が生み出した伝統文化です。
季節や行事によってさまざまな種類がある“きもの”は日本人の知識や美意識が生み出した文化的な遺産であると考えられます。
また“きもの”は結婚式、成人式、卒業式等などの日常生活のなかで重要な人生の節目、または大切な日の礼装として現在でも多くの方が身につけています。
海外産の安価で、低い技術によってつくられたものが多く流通するなか、“きもの”は、近年さらに高級化への志向を強めており、真にすぐれた和裁士・和裁の技術が求められているのです。